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太陽光の一括見積もりサイトと販売店直営の違いを、社内SEが3軸で整理した
こんにちは、まさひこです。
社内SEで、地方郊外の築12年戸建てに住む50歳です。
私が太陽光・蓄電池の業者選びで1年放置したのは、ある「電話地獄」を体験したからでした。
2024年7月、一括見積もりサイトに登録した直後の出来事です。
そして1年後、選択肢を変えた結果、約3週間で契約までたどり着きました。
その違いを、エンジニアっぽく3軸で整理しておきます。
業者選びで迷っている人の参考になれば嬉しいです。
※太陽光発電・蓄電池の費用対効果は住宅条件・電力使用量・地域により個人差があります。設置可否は現地調査により判定されます。
1. そもそも「一括見積もりサイト」と「販売店直営」は何が違うか
両者はビジネスモデルが根本的に違います。
一括見積もりサイト (広告代理店モデル)
- サイト運営者は、「自社で施工しない」
- ユーザーが住所・条件を入力 → その情報を複数の施工会社に販売する
- 施工会社から運営者に紹介料が支払われる
- 1人の情報が 5〜10社にバラ撒かれる ことが多い
販売店直営 (施工会社=ホームページ運営者)
- ホームページの会社=実際に施工する会社
- ユーザーが入力した情報は その1社のみ が持つ
- 中間業者が入らないので、紹介料の上乗せが発生しない
私が一括見積もりサイトを登録した直後に1時間で10件の電話が鳴ったのは、登録情報が10社にバラ撒かれていたから。
販売店直営に切り替えた後、電話は1件しか鳴らなかったのは、自分で動く1社しか情報を持っていなかったから。
「電話の本数」は、ビジネスモデルの違いがそのまま現れる現象でした。
2. 軸①: 電話の本数
| 項目 | 一括見積もりサイト | 販売店直営 |
|---|---|---|
| 登録直後 1時間 | 10件着信 (私の場合) | 1件着信 |
| 3日後の累計 | 15件着信 | 1件のみ |
| LINE通知の数 | 5件以上 | 0件 |
正直、電話の本数だけで体力を消耗します。
私の場合、仕事中に着信が続き、留守電にもメッセージが入り、妻からは「これ何?」とLINEが届く始末。
数件まではいいとして、10件超は普通の生活が成り立たなくなります。
これが「一括見積もりサイトで太陽光検討するの、しんどい」と言われる最大の理由。
販売店直営の場合、「電話が1件しか鳴らない」のは想定外の良さでした。
担当者からの確認も「住宅特化なので産業用は扱いません。マンションでもありません。戸建てなら現地調査します」と短く、すぐに具体的な日程調整に入れました。
3. 軸②: 価格 (中間マージンの有無)
一括見積もりサイトの場合、施工会社は「紹介料」を運営者に払っています。
紹介料の相場は、契約金額の 5〜15% と言われています(業界によって幅あり)。
例えば、200万円の太陽光・蓄電池の場合:
- 紹介料 5% = 10万円
- 紹介料 10% = 20万円
- 紹介料 15% = 30万円
施工会社からすると、このコストを 見積もりに乗せて回収する のが普通です。
つまり、一括見積もりサイト経由の見積もりは、構造的に「販売店直営より高くなる傾向」がある。
私の場合の数字:
| ルート | 提示金額 | 差額 |
|---|---|---|
| 一括見積もりサイト経由(2024年7月時点・最安提示) | 230万円 | — |
| 販売店直営(2025年7月時点・現地調査後) | 185万円 | −45万円 |
1年の時間差があるので「条件が完全一致ではない」のが正直なところですが、それでも45万円の差は無視できない数字でした。
もちろん、一括見積もりサイトの方が安い場合もあります(地域や時期や提示会社次第)。
ただ「一括見積もりサイトの方が必ず安い」という単純な話ではない、というのが私の整理です。
4. 軸③: 住宅特化度
一括見積もりサイトに登録してくる施工会社は、必ずしも「住宅専門」とは限りません。
- 産業用太陽光をメインに扱う会社
- 野立てソーラーがメインの会社
- 屋根貸し(投資型)を扱う会社
- 住宅専門の会社
これらがごちゃ混ぜで10社くらいやってきます。
住宅オーナーが欲しいのは「住宅用にどれくらい合うか」の知見ですが、産業用専門の営業マンに住宅の細かい話を聞いても、噛み合わないことが多い。
販売店直営の場合、サイトに「住宅用に限定」と書かれていれば、現地調査も契約も住宅オーナー向けの設計で進みます。
我が家の現地調査では、屋根の方角・面積・配電盤の場所だけでなく、「家族の電力使用パターン(朝・昼・夜)」「今後10年の家族構成変化」まで聞かれました。
住宅オーナーが本当に欲しい打ち合わせは、こういう「自分の家の数字」の話。
産業用の営業マンには、たぶんできない打ち合わせです。
> ※太陽光発電・蓄電池の費用対効果は住宅条件・電力使用量・地域により個人差があります。設置可否は現地調査により判定されます。
5. 一括見積もりサイトを選んだほうがいいケース
公平に書くと、一括見積もりサイトが向いている人もいます。
- 複数社の見積もりを並べて比較したい人 (時間に余裕があり、電話地獄に耐えられる)
- 業者の選定基準を持っている人 (3社くらいに自分で絞れる)
- すでに業者を絞り込めていて、相見積もりの数字だけ欲しい人
逆に、私のように「電話地獄が苦手」「時間が取れない」「住宅特化の知見が欲しい」という人は、販売店直営の方が向いている、というのが結論です。
6. 私が選んだ販売店直営は「エコあっぷ」
私が最終的に契約したのは、販売店直営の エコあっぷ でした。
選んだポイント:
- 住宅特化(産業用・野立ては扱わない)
- 現地調査が丁寧(屋根・配電盤・電力使用パターンを実測)
- 戸建持ち家のみ対応(離島・マンション・産業用は対象外と明記)
- 電話が1社だけ(運営者=施工会社)
詳しい経緯と、見積もり比較・契約までの3週間は、別記事にまとめています。
→ [一括見積もりサイトをやめて、販売店直営1社で太陽光+蓄電池を185万円にした話](/solar-1-sha-yamete-ii/)
→ [太陽光・蓄電池の費用と回収シミュレーション](/solar-cost-shimulation/)
→ [卒FIT後の電気代どうする?2027年問題に備える3つの対策](/solar-sotsu-fit-taisaku/)
→ [災害停電に備える!太陽光と蓄電池の役割分担](/solar-saigai-teiden-bichiku/)
業者選びで迷っている人の判断材料が、少しでも増えたなら嬉しいです。
> ※太陽光発電・蓄電池の費用対効果は住宅条件・電力使用量・地域により個人差があります。設置可否は現地調査により判定されます。