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卒FIT後の電気代どうする?2027年問題に備える3つの対策
こんにちは、まさひこです。
社内SEで、地方郊外の築12年戸建てに住む50歳です。
我が家は2017年に太陽光を10年契約のFIT制度で導入した世帯ではなく、2025年に新規導入した側です。
それでも、太陽光まわりを調べる中で「卒FIT問題」を避けて通れなかったので、ここに整理しておきます。
卒FITが何を意味するのか、何を対策すればいいのか、私が同年代の同僚から相談されたときに答える内容を、そのまま書きます。
※太陽光発電・蓄電池の費用対効果は住宅条件・電力使用量・地域により個人差があります。設置可否は現地調査により判定されます。
1. 卒FITとは何か (10年契約の終了)
FIT (Feed-in Tariff・固定価格買取制度) は、太陽光で発電した余剰電力を電力会社が10年間 固定単価で買い取る国の制度です。
- 2009年〜2019年に住宅用太陽光を導入した家庭が対象
- 買取単価は導入年により違う (例: 2009年=48円/kWh、2014年=37円/kWh、2019年=24円/kWh)
- 10年経過 = 卒FIT。買取契約が終了する
つまり、卒FIT後は何が起きるか。
売電単価が、約8円/kWh まで下がります (2024年度時点の各電力会社の卒FITプラン価格・年度で変動)。
48円/kWh で売っていた頃と比較すると、6分の1。
24円/kWh で売っていた家庭でも、3分の1 に下がります。
「太陽光を入れた頃の収支」が、卒FITを境に成立しなくなる家庭が出てきます。これが「卒FIT問題」の本質です。
2. 2027年問題とは何か
「2027年問題」と呼ばれているのは、2017年にFIT導入した家庭が卒FITを迎える年だからです。
2017年は住宅用太陽光の新規導入がピークだった年の1つで、卒FITになる世帯が大量に発生する。
| 導入年 | 卒FIT年 | 当時の買取単価 |
|---|---|---|
| 2009年 | 2019年 | 48円/kWh |
| 2012年 | 2022年 | 42円/kWh |
| 2015年 | 2025年 | 33円/kWh |
| 2017年 | 2027年 | 28円/kWh |
| 2019年 | 2029年 | 24円/kWh |
2027年に卒FITを迎える家庭にとっては、いまから2年以内に対策を決める必要があります。
3. 卒FIT対策の3つの選択肢
私が同僚に相談されたとき、必ず説明する3つの選択肢があります。
① 売電契約を継続する (一番ラク)
各電力会社は、卒FIT後の余剰電力を引き続き買い取るプランを用意しています。
- 大手電力会社: 7〜9円/kWh が目安 (2024年度時点)
- 新電力会社: 8〜12円/kWh のプランあり (条件付き)
FIT時代より大幅に下がりますが、「何もしないでそのまま売る」のは最もハードルが低い選択。
電力会社を切り替えることで単価を1〜3円改善できる場合があります。
② 蓄電池を追加導入して「自家消費」を増やす
これが、最近 卒FIT世帯で増えている対策です。
仕組みはシンプル: 昼間に発電した余剰電力を、売らずに蓄電池に貯めて、夜に自宅で使う。
電力会社から買う電気を減らせるので、売電収入の代わりに「電気代の削減」で取り戻す戦略です。
我が家(2025年導入)は最初から蓄電池をセットで入れたので、卒FIT後も自家消費比率を上げる前提で設計しました。
蓄電池の費用は5kWh で90万円、10kWh で180万円 が目安。
回収年数は卒FIT後の電気代次第ですが、月の電気代が2万円超の家庭ならシミュレーション上 8〜12年で成立する場合が多いです。
③ 売電契約 + 蓄電池 のハイブリッド
①と②を組み合わせる選択肢です。
- 昼間の発電のうち、自家消費しきれない分は売電する
- 夜の電力使用分は蓄電池でまかなう
- 余剰が多い日 = 売電多めの収入、余剰が少ない日 = 自家消費でカバー
最も柔軟ですが、蓄電池の初期投資が乗るので、回収シミュレーションは家庭ごとに計算が必要です。
> ※太陽光発電・蓄電池の費用対効果は住宅条件・電力使用量・地域により個人差があります。設置可否は現地調査により判定されます。
4. 私の家(2025年導入)の場合の判断
我が家は2027年の卒FITには直接関係しないのですが、設置時点で蓄電池を最初からセットにしました。
理由はシンプルで、「将来 卒FITを迎えたときに後悔したくない」だけです。
- 太陽光だけ後から入れて、蓄電池を後から追加すると工事費が2回かかる
- パワーコンディショナの容量によっては、後付けで蓄電池が選べないケースもある
- 卒FIT後の「自家消費体制」を最初から組んでおく方が、長期で安心
販売店の担当者にも「太陽光だけにして蓄電池は後から検討する」案を相談しました。
回答は「できれば最初に蓄電池まで含めて設計したほうが、容量バランスが取れます」というもので、私もそれに納得して セット導入を選びました。
185万円(太陽光4.8kW + 蓄電池6.5kWh)の見積もり内訳を見せてもらったとき、「卒FITを迎えたあとの10年も含めた20年スパンの設計」になっていたのが決め手でした。
5. 卒FIT前夜の家庭は、まず現地調査を1社受ける
2027年卒FITが目前で、これから対策を決める家庭にお伝えしたいのは、まず「現地調査を1社だけ受ける」ことです。
調査では、以下が実測されます。
- 現在の太陽光パネルの容量・劣化状態
- 屋根の追加設置余地 (蓄電池のスペース含む)
- 配電盤の容量・パワーコンディショナの種類
- 月の電力使用パターン
これらの実測値がないと、「卒FIT後にどの選択肢がベストか」は計算できません。
カタログスペックや一般論ではなく、自分の家の実数字 で判断するのが、後悔しないコツです。
私が選んだのは販売店直営の「エコあっぷ」でした。
理由と契約までの経緯は、別記事に詳しく書いています。
→ [一括見積もりサイトをやめて、販売店直営1社で太陽光+蓄電池を185万円にした話](/solar-1-sha-yamete-ii/)
→ [太陽光・蓄電池の費用と回収シミュレーション](/solar-cost-shimulation/)
> ※太陽光発電・蓄電池の費用対効果は住宅条件・電力使用量・地域により個人差があります。設置可否は現地調査により判定されます。