こんばんは。あやです。看護師さんの転職の「本当の声」を、知恵袋やXから集めて整理しています。(→あやのプロフィール)
もう限界です。私、看護師に向いてないのかもしれません😥
その言葉、一度は思ったことがあるんじゃないでしょうか。夜勤明けの朝、一人きりのロッカーでぼんやりしているとき。患者さんの前では笑顔でいられるのに、家に帰ると何も話せなくなっているとき。
知恵袋にも、この形の相談が繰り返し投稿されています。
体に症状が出るまで我慢して、それでも「自分の性格のせいかもしれない」と書いている相談を、何件も読みました。
その相談に、現役の看護師さんがつけていた回答があります。
実際に投稿された声(Yahoo!知恵袋の回答より・原文の一部)
「自分の性格や能力は早々すぐには変えられません。職場の環境はもっと変えられません。ですが、職場そのものは簡単に変えられますから」
この記事で言いたいことは、この一言に尽きます。
あなたは向いてないんじゃない。環境が合っていないだけなんです。
この記事でわかること
- 「向いてない」と感じるタイミングに共通すること
- 夜勤・人間関係・やりがい、それぞれの本当の原因
- 「環境のせいにしたら逃げ」という言葉の正体
今日はその理由を、声とデータで順番に確かめていきます。
「向いてない」と感じるタイミングはだいたい決まっている
集めた相談を読んでいると、「向いてない」という言葉が出てくるとき、だいたい3つのどれかが起きています。
「向いてない」が出てくるとき
- 身体が限界に近づいている不眠、食欲減退、肌荒れ、生理不順
- 人間関係で消耗しているお局、同期との比較、上下関係
- やりがいを感じられなくなっている流れ作業になり、感謝を受け取る余裕がない
ここで大事なのは、この3つが全部「環境要因」だということです。
向き不向きは、本来もっと深いところにあります。「人と接するのが嫌い」「誰かのケアをすることに喜びを感じない」なら、それは向き不向きの話です。
でも、この記事を読んでいるあなたは、たぶんそうじゃない。
患者さんの笑顔を見ると嬉しい。家族に感謝されると疲れが飛ぶ。
「看護師になりたかった」気持ちは、今もゼロではないはずなんです。だとしたら、原因はあなたの素質ではなく、今いる環境にあります。
「夜勤」の負担は個人の根性の話ではない
夜勤のある生活は、人間の身体にとって不自然です。
概日リズムが壊れ、自律神経が崩れ、ホルモンバランスが狂います。
日本看護協会 の看護職員実態調査でも、3交代制で夜勤を担う看護師の負担は大きいとされています。
業界が長年挙げてきた事実
健康障害や離職の主要因のひとつとして、夜勤の負担は長く問題にされてきました。
「私だけが弱いんじゃないか」と思いがちですが、データを見るかぎり、これは構造の問題です。
さっきの知恵袋の相談も、そうでした。回答者はこう続けています。
実際に投稿された声(Yahoo!知恵袋の回答より・原文の一部)
「実際に身体症状としてそういうのが出ているんですよね。続けてたら鬱病になりますよ。うつ病になると治すの面倒ですよ。そうなる前に転職しましょう」
眠れない。休みの日に何もやる気が起きない。
LINEを返すのが億劫になる。鏡の中の自分が別人に見える。
これは「性格が悪くなった」でも「根性が足りない」でもありません。業界団体が公式に対策を呼びかけるレベルの負担が、身体に出ているだけです。
「人間関係」は職場の文化で決まる
お局の叱責、同期のマウント、上下関係の圧力。
これを「看護師の世界だから仕方ない」と思っている人、多いです。
でも、集めた声はそう言っていません。
同じ「看護師の仕事」でも、職場が変われば人間関係の質は全然違います。病棟から施設やクリニックに移って働きやすくなったという声は、口コミの中に繰り返し出てきます。
「看護師の世界は厳しい」ではなく、「厳しい職場しか知らなかった」だけ。
外に出ると、穏やかな職場はちゃんと存在します。それは逃げた人の言い訳ではなく、実際に投稿されている声です。
「やりがい」は時間と余裕がないと感じられない
やりがいを感じられないのは、私に情熱が足りないからでしょうか。
やりがいは、余裕がある人にしか感じられません。
急性期病棟の受け持ち人数
日本看護協会 でも、急性期一般病棟の看護師1人あたりの担当患者数は、時間帯によって7〜10人前後が一般的とされています。
夜勤帯はさらに増えるところも珍しくありません。
ナースコールは鳴り続け、記録は溜まり、申し送りは走りながら。
その状態で「患者さんに寄り添いたい」と思っても、物理的に無理です。寄り添う時間がないからです。
「やりがいを感じられない=向いてない」ではありません。「やりがいを感じる余裕がない環境にいる」だけです。
「環境のせいにしたら逃げ」という呪い
でも、環境のせいにしたら逃げなんじゃないですか。
これは、看護業界に根強くある呪いのような言葉です。
「みんな頑張ってる」「新人なんだから我慢しなさい」「せっかくの資格なんだから」「どこに行っても同じだよ」。
全部、今いる場所から動かないための言葉です。
環境を変えることは、逃げではありません。自分を守るために違う場所を選ぶ、当たり前の判断です。
そして、外の目から見たあなたの市場価値は、あなたが思っているより高いです。
実際に投稿された声(Yahoo!知恵袋の回答より・原文の一部)
「急性期で3年以上やってるなら引く手あまたですよ」
夜勤で壊れた身体は、いくら気合いを入れても戻りません。
それを守れるのは、環境を変える選択だけです。
じゃあどこに向かえばいいのか
「環境が合っていないだけ」と分かっても、次の問題はここです。
じゃあ、どこに行けばいいんでしょうか。それが分からなくて。
集めた相談でも、多くの人がここで止まっています。
看護師の働き方は、病棟以外にもたくさんあります。
厚生労働省の看護職員確保対策ページ を見ると、働き方の多様化は国レベルでも推進されています。訪問看護・介護施設・企業の健康管理など、制度面でも年々整ってきています。
「夜勤病棟しか選択肢がない」という前提自体が、もう古いんです。
病棟以外の主な選択肢
- クリニック日勤のみ、土日休み
- 訪問看護1対1でじっくり関われます
- 企業の健康管理室オフィスワークで、カレンダー通りの休み
- 保育園・学校の保健室子どもと関われます
- 美容クリニックキャリアの幅を広げたい人に
- 治験コーディネーターブランクOK、カレンダー通りの休み
実際に外へ出た人の声も、口コミに残っています。
実際に投稿された声(Yahoo!知恵袋の投稿より・原文の一部)
「病院だけではなく施設や訪問看護、美容クリニックなど選択肢がたくさんあり、多様な働き方できると知れたことが良かったです」
この方は、病院以外の施設で給与アップまで実現していました。
でも、求人票を読むだけでは、どこが自分に合うか分かりません。
「クリニックって暇そうで物足りないのでは」「訪問看護って一人で判断する怖さがあるのでは」。こういう疑問に答えてくれる人が必要です。
一人で決めようとすると、たいてい「今の場所より少しだけマシな場所」を選んでしまいます。
そうではなく、あなたの経験と希望を聞いて、合う職場を並べてくれる第三者に頼るほうが早いです。
その使い方を整理した記事を、別に置いてあります。
押し売りされないか不安、という気持ちも分かるので、集めた声から「電話の断り方」まで具体的にまとめました。
最後にひとつだけ
もしあなたが今、「私、看護師に向いてないかも」と感じているなら。
どうか、それを自分のせいにしないでください。向き不向きは、もっと深いところの話です。
夜勤、人間関係、やりがいの欠如。これらは全部、環境が作り出しているものです。
環境を変えれば、あなたのままで続けられます
集めた声の中の人たちが、そうだったように。
あなたの夜が、少しでも穏やかになりますように。
あや
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