こんばんは。ゆうきと言います。医師の転職の「本当の声」を、知恵袋やX、口コミサイトから集めて整理しています。(→ゆうきのプロフィール)
「当直を辞めたい」と思ってから、もう半年たちました。検索するだけで動けていません😥
その半年、多くの医師が同じ場所で止まっています。止まる場所も、そこから出ていく形も、だいたい決まっているんです。
この記事でわかること
- 「辞めたい」から実際に働き方を変えるまでの5つの段階
- 自分がいまどの段階で止まっているのか
- 次の段階へ進むために、具体的に何をすればいいか
限界のサインを我慢でごまかす時期。検索だけして動けない夜。登録画面の前で指が止まる瞬間。
先に道筋の全体像から見てください。
「辞めたい」から働き方が変わるまでの5段階
- 1 体のサインに気づく不眠・食欲不振・当直明けに動けない
- 2 常勤以外の働き方を知る検索して選択肢があると知る
- 3 知ったのに動けない罪悪感で数か月止まる。ここが一番長い
- 4 職場の外の誰かに話すここが転機。利害関係のない相手に全部話す
- 5 条件を先に伝えて比べる振り回されずに自分で選ぶ
自分がどこで止まっているか、見当がついたでしょうか。ここから1段階ずつ見ていきます。
最初のサインは体に出る
眠れないのも食欲がないのも、医師なら当たり前ですよね。
匿名の場所には、勤務のつらさを書き込む医師の投稿が繰り返し現れます。
月に何回も回ってくる36時間当直。深夜のカンファ準備。診察中に意識が飛びそうになる瞬間。
その多くに共通しているのは、体に症状が出るまで「医師なんだから当たり前」だと思って我慢していることです。
眠れない。食欲がない。休みの日に何もできない。当直明けに、駐車場からしばらく動けない。
これは覚悟が足りないサインではなくて、限界まで走ってきた体の正直なサインです。
2024年4月からは医師の働き方改革で、勤務医の時間外労働に上限が設けられました(厚生労働省 いきサポ)。
制度の側でも見直しが進んでいる、構造の問題ということです。
「市中病院の常勤だけじゃない」を知る夜
当直のない医師の働き方なんて、本当にあるんでしょうか🤔
サインに気づいた人が次にやるのは、たいてい検索です。
「医師 当直 しんどい」「医師 当直なし」「医師 働き方」。
そこで初めて、医師の働き方が市中病院の常勤だけじゃないと知ります。
検索して出てくる働き方
- 在宅医療クリニック訪問診療が中心で、当直のない体制が多い働き方です
- 外来中心のクリニック定時で終わりやすく、生活のリズムが安定します
- 健診センター・人間ドックカレンダー通りの休みで、急変対応がありません
- 産業医企業に勤めて、予防と労働衛生を担当します
- 非常勤・スポットの組み合わせ働く量を自分で設計できます
- 製薬企業のメディカル部門臨床開発や安全性情報を担当します
「医師 = 当直で病院に泊まる人」は、思い込みです。
同じ免許でも、当直のない働き方、生活と両立できる働き方はちゃんとあります。知るだけで、景色は変わり始めます。
「辞めたい」と「動けない」の間
選択肢があるのは分かりました。それでも、なぜか動けないんです😥
知っただけでは動けません。医師の相談で目立つのは、この「間」で書き込まれたものです。
そして、この間を長引かせている理由も、だいたい同じです。
動けなくしているもの
「ここで抜けたら、医師として脱落する気がする」という罪悪感です。
医局の目が気になる。専門医試験が控えている。学費を出してくれた親の顔が浮かぶ。同期はまだ当直を回している。
ここで思い出してほしいことが一つあります。
「選択肢を知ること」と「辞めること」は別です。
知るだけなら、何も失いません。医師免許も臨床経験も、調べたくらいでは減りません。
誰かに話せた日が転機になる
話すといっても、誰に話せばいいのか分かりません。
「間」から出た人の声を読むと、転機はだいたい同じ形をしています。
職場の外にいる誰かに、今の状況を全部話せた日です。
上の先生に言えば「3年目はそういう時期」。同期に言えば「うちの科はもっと地獄」。家族に言えば心配をかける。
だから、話せる相手が職場の中にいないんです。ここが「間」が長引く一番の理由です。
そこで「利害関係のない第三者に話を聞いてもらえたのが良かった」という趣旨の声が、転職エージェントの口コミには繰り返し出てきます。
転職を決めた人が使う場所ではなく、キャリア相談の相手として使っている人が実際にいる、ということです。
自分の市場価値も、医局の中にいると見えません。外の目に教えてもらって、初めて分かります。
条件を先に伝えて比べてから選ぶ
相談したら、そのまま転職をすすめられて断れなくなりませんか。
動くと決めたら、最後の関門は「振り回されないこと」です。
転職エージェントの口コミで一番よく見る不満は、連絡の多さでした。対処法も、もう分かっています。
連絡の取り方を先に伝える
登録時に「連絡はメール中心で」「電話は当直明けを避けて」「情報収集の段階です」と伝えます。
譲れない条件を3つだけ決める
当直なし、オンコールの実頻度を事前確認、診療に時間をかけられる。それに合う求人を並べてもらいます。
1社に義理立てせず比べる
合わなければ担当変更も退会もできます。比べてから選んで大丈夫です。
「前より少しマシ」を狙うと失敗します。条件を先に握った人が、振り回されずに選べています。
まとめ 道筋は口コミがもう教えてくれている
集めた声でたどると、道筋はこうでした。
体のサインに気づく。市中病院の常勤以外を知る。「間」で止まる。外の誰かに話す。条件を先に伝えて、比べて選ぶ。
いまやることは一つだけ
どの段階にいても、あなたは一人ではありません。同じ場所で止まった人の相談が、匿名の場所にもう先に残っています。
やることは知ることだけです。決めるのは、そのあとでいい。
エージェントの具体的な使い方と断り方は、別の記事にまとめました。
エムスリーキャリアの評判を口コミで検証した記事もあります。
追伸。
ここに書いた1年は、私の1年ではありません。私は医師ではないからです。
たどったのは、匿名の場所に先に残されていた、誰かの1年です。名前を伏せて書かれた言葉は、広告よりずっと正直でした。
もしあなたが今、当直明けの仮眠室でこれを読んでいるなら。
あなたが今いる病院が、医師の働き方の全部じゃない。それだけは、声を集め続けている立場から、はっきり言えます。
あなたの夜が、少しでも穏やかになりますように。
ゆうき
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