ユイのイラスト

ユイについて

28歳 / 都内のWebデザイン制作会社4年目 / 元・市販薬ヘビーユーザー
毎月10日間「自分のパフォーマンス」を諦めていた私が、夕方のオフィスでちゃんと頭が回るようになるまでの話を書いてます

ONLINE PILL — CHAPTER 1 — CALLING

新卒でWeb制作会社に入った、いちばん前を向いていた春

2022年の春、新卒で都内のWebデザイン制作会社に入りました。

学生のころからデザインが好きで、ポートフォリオを夜中まで作り込んで、ようやく拾ってもらえた1社目。
内定の電話をもらった日、母に報告したら「あんたの好きなことで食べていけるのね」って、少し涙ぐんでいました。

配属はクライアント案件をいくつも回す制作チーム。
覚えることだらけで毎日くたくただったけれど、「ここから自分のキャリアが始まる」と本気で思っていた、私のいちばん希望に満ちた春でした。

※このとき、自分がこのあと毎月10日間も「諦める」ことになるなんて、想像もしていませんでした。

ONLINE PILL — CHAPTER 2 — COMMITMENT

「みんな我慢してる」と自分に言い聞かせて、市販薬で乗り切ると決めた

1年目の途中から、生理2日目は半休を申し訳なく取り、生理前の1週間はメンタルがずっと下に張り付くようになりました。

でも私は「社会人なんだから、これくらい自分でなんとかするものだ」と思っていました。
ドラッグストアで月に1箱ずつ鎮痛剤を買って、デスクの引き出しに常備して、なんとか案件を回す。それが私の決めた乗り切り方でした。

できなかったデザインの引き出しが、ひとつずつ増えていく実感はありました。
休みの日にデザインの本を読み直していた頃の自分は、しんどさを抱えながらも、それなりに前を向いていたと思います。

「PMSや生理痛は、気合と市販薬でなんとかするもの」。
その思い込みを、まだ一度も「なんでだろう」と疑っていませんでした。

ONLINE PILL — CHAPTER 3 — THRESHOLD

4年で半休48日、鎮痛剤480錠、それでも「私だけが弱い」と思っていた

3年目、4年目と続けるうちに、自分でも数えてゾッとする数字になっていました。

PMSと生理痛で半休を取った日数は、4年で 48日。ざっと2ヶ月分です。
鎮痛剤は月に約10錠、4年で 約480錠 飲んでいました。

同期の女性にそれとなく話したら
わかる、でもみんなそうやって我慢してるよね
で会話が終わりました。

先輩に相談したときも「体質だから仕方ないよ、無理しないでね」と気づかってもらって、それ以上は何も変わりませんでした。

婦人科という言葉は頭をよぎっていたのに、「私だけが弱いだけ」「これくらいで病院に行くのは大げさ」と自分に言い聞かせて、体調を整えるという選択肢が、頭から消えていました

ONLINE PILL — CHAPTER 4 — GUARDIANS

会議で名前を呼ばれたことに気づけなかった、あの梅雨の夜の検索

2025年6月、4年目の梅雨。
ある日の社内会議で、PMSで頭がうまく回らなくて、自分の名前を呼ばれたことに気づけませんでした。

隣の人に肩を叩かれて、はっと我に返って、慌てて返事をした。
その帰り道に「あ、私、もうここから動かないと壊れる」と、はっきり思いました。

布団の中でスマホを握って、検索窓に小さく入れてみたんです。
「PMS つらい 仕事できない」

表示された記事の中に、こんな見出しがありました。
「婦人科で相談できること」
「低用量ピルという選択肢」
「PMSは治療できる症状」

PMSや生理痛は「気のせい」でも「弱さ」でもなくて、相談していい症状なんだ。
そのことを、私はそれまで本当に知らなかったんです。

スマホの画面を消して天井を見上げて、「もしかしたら、私にも別の道があるのかもしれない」って、初めて思いました。
ただ、その夜はそこまで。動き出すまでに、さらに数ヶ月かかります。

ONLINE PILL — CHAPTER 5 — DEMON

婦人科の予約画面を3回開いて、3回閉じた夏

選択肢があることは知った。
でも、2025年の夏、私はそこから動けませんでした。

仕事の合間に、近くの婦人科の予約システムを開いてみる。
画面にはこう書いてありました。
「平日午前のみ・要web予約・初診は1時間枠」。

当時の働き方で、その1時間を捻出できる日は、1日もありませんでした。
頭の中で、いくつもの声がぐるぐる回っていました。

  • 平日午前に抜けたら、進行中の案件に穴をあけてしまうという 焦り
  • 「生理くらいで早退?」と思われたらどうしようという 気まず
  • 内診って何をされるんだろうという、漠然とした
  • ピルって副作用が 不安、太るって聞いたことがある、という迷い
  • こんなことで っている自分が、また情けないという な気持ち

結局、3つのクリニックの予約画面を開いて、3回ともそのまま閉じました。

3つ目の予約画面を閉じた瞬間、「もう自分は一生この状態のままなんだ」と、声を出して きました。
毎月の「黒い10日間」から抜けたいのに、抜けるための一歩がどうしても踏み出せない。

あの夏が、4年間でいちばん 自分のことが嫌いだった時期です。
体は本当はもう限界に近かったのに、それを認めて動くことも、できませんでした。

ONLINE PILL — CHAPTER 6 — TRANSFORMATION

2025年11月、Xの誰かの「オンラインで婦人科にかかった」という言葉

2025年11月のある夜、何気なくXを眺めていたら、知らない誰かの投稿が流れてきました。

婦人科、行く時間なかったけど、オンラインで診てもらってピル届いた。もっと早く知りたかった

最初は半信半疑でした。
スマホで婦人科にかかるって、本当に大丈夫なの? と、まず身構えたんです。

でも私は「理解してから決めたい」タイプなので、その夜、深夜まで自分のペースで調べました。
オンライン処方の仕組み、対面診療との違い、低用量ピルの副作用と続け方、信頼できるサービスの見分け方。「急かさないで」と心の中でつぶやきながら、ひとつずつ納得していきました。

調べているうちに、ひとつ 気づいたことがありました。
私はずっと「婦人科 = 平日午前に1時間休んで対面で行くもの」と思い込んでいて、それ以外の道があることを、まっすぐに 直視していなかったのだと。

「行けない自分が悪い」んじゃなくて、「自分の生活に合う受け取り方を、まだ知らなかっただけ」。
そう思えた瞬間、4年分の力がふっと抜けたのを覚えています。

その夜、私はスマホで初診の予約を入れました。
送信ボタンを押したあと、不思議と手は 震えていませんでした。
数日前まで予約画面を閉じてばかりだった自分が、ようやく自分の体のために 動いた夜でした。

ONLINE PILL — CHAPTER 7 — COMPLETE THE TASK

3日後に薬が届き、3ヶ月後に「黒い10日間」が消えた

オンラインで初診を受けて、3日後には薬が家のポストに届きました。

最初の1週間は、軽い吐き気がありました。
「やっぱり自分には合わないのかな」と一瞬しぼみかけたけれど、これは飲み始めによくあると事前に読んでいたので、しばらく様子を見ました。

そして3ヶ月目、ある朝ふと気づいたんです。
毎月当たり前にあったPMSの「黒い10日間」が、ずいぶん軽くなっていることに。

移ってから半年くらい経った頃、変わったことを自分で数えてみました。

  • 生理前のメンタルの落ち込みが、前より浅くなった
  • 夕方の会議でも、ちゃんと頭が回るようになった
  • デスクの引き出しの鎮痛剤を、ほとんど使わなくなった
  • 半休を申し訳なく取る回数が、目に見えて減った
  • 「来月の生理」を、前ほど怖がらなくなった

ある夜、仕事帰りの電車で、ふと「自分の体を、やっと自分の手に取り戻した」という言葉が頭に浮かびました。

市販薬で我慢し続けるのも、対面の婦人科に通うのも、オンラインで相談するのも、どれも正解だと思います。
私はたまたま、自分の生活に合う受け取り方が「オンライン」だっただけ。それを4年早く知っていたら、と今でも思います。

※効果・効能・副作用の現れ方には個人差があります。低用量ピルには合う・合わないがあり、持病や服用中の薬によっては使えない場合もあります。自己判断はせず、必ず医師の診察を受けてください。ここに書いているのは、あくまで私個人の体験です。

ONLINE PILL — CHAPTER 8 — RETURN HOME

Smart Choice Log を書いている理由

このサイトを書いているのは、あの「2025年6月の会議室」で名前を呼ばれたことに気づけなかった自分に、伝えたいことがあるからです。

PMSや生理痛は、「気のせい」でも「弱さ」でもない。

そして、婦人科にかかる道は、平日午前に1時間休んで対面で行く方法だけじゃない。
それを知らなかった4年間が、いま振り返ると一番もったいなかったです。半休48日も、480錠の鎮痛剤も、3回閉じた予約画面も、もっと早く知っていたら全部もう少し違っていたはずです。

だから、ひとつだけ問いを置いておきたいんです。
あなたが毎月当たり前に我慢している「あの数日」は、本当に「我慢するしかないもの」なのでしょうか。

その答えを、この場で急いで決める必要はありません。誰かに急かされる必要もありません。
ただ、同じ場所で立ち止まっている人が「自分に合う受け取り方があるかもしれない」と、自分のペースで「わかった」を積んでいけるように。そのために、ここで記事を書いています。

ここで書かないこと、約束したいこと

  • 「ピルを飲んだ方がいい」と断定しません。 市販薬で乗り切る選択も、対面の婦人科に通う選択も、オンラインで相談する選択も、どれも正解です。私の話はひとつのケースでしかありません。
  • 医療行為・診断はしません。 私は医療従事者ではありません。PMSや生理痛、ピルの可否についての判断は、必ず医師にご相談ください。ここに書くのは一次情報としての体験だけです。
  • 不安を煽ったり、急かしたりしません。 「今だけ」「急がないと損」のような書き方はしないと決めています。あなたが理解して、納得して、自分のペースで決められることだけを大事にします。
  • 記事で紹介するサービスの一部は、運営会社から紹介手数料を受け取っています。
    ただし「自分が実際に使ってよかった / 同世代の友人に勧めたい」と思えるものだけを紹介します。読者の登録・利用は完全無料です。
  • 効果・効能・副作用の現れ方には個人差があります。 気になる症状がある場合は、自己判断をせず、必ず医師の診察を受けてください。「登録 = 服用」ではなく「登録 = 選択肢を知る」という立場で書いています。

婦人科に行く時間がなかった私が、
オンラインピル「mederi」にたどり着くまでの話を、1本にまとめました。

記事を読む

5日間の手紙で、私があの夜中に自分のペースで調べて「わかった」ことを、市販薬・婦人科・オンライン処方の順で全部お伝えします。途中で「もういいかな」と思ったら、ワンタップで離れられます。

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