まさひこについて
50歳前後 / 地方郊外の社内SE / 築12年の戸建てに5人家族
2024年の夏、家計簿アプリの電気代3.2万円の赤いグラフを見た夜から、スプレッドシートの投資回収の数字がようやく成立するまでの話を書いてます
CHAPTER 1 — CALLING / SOLAR
2024年6月、電気代3.2万円のグラフを見た夜
オール電化の我が家で、ある月の電気代が 3.2万円 を超えました。
家計簿アプリを開いたら、光熱費のグラフだけが真っ赤に伸びている。
5人家族の食洗機・浴室乾燥・エアコン、どれも止められないものばかりでした。
私は仕事柄、何でもまず数字で考える社内SEです。
その夜、スプレッドシートに「電気代 年38万円」と打ち込んで、初めて「太陽光って実際どうなんだろう」と検索を始めました。
※このときは、見積もりを取るだけで1年も足踏みすることになるとは、思っていませんでした。
CHAPTER 2 — COMMITMENT / SOLAR
投資回収シートを作って、本気で導入を考え始めた
検索を始めて数日で、私はいつもの癖でスプレッドシートを開きました。
発電量・自家消費率・売電単価・初期費用・年間削減額。
列を並べて、何年で初期費用を回収できるかをシミュレーションする表を作りました。
ざっくり試算でも、太陽光と蓄電池をうまく入れれば、電気代は月1万円台まで下がる可能性が見えた。
「これは感情ではなく、数字として成立しそうだ」と、初めて前向きになれた週でした。
ただ、その表には埋まらないセルがひとつだけありました。
初期費用 です。業者を決めて見積もりを取らないと、回収年数は計算しようがない。
だから私は「まず見積もりを取ろう」と決めました。
CHAPTER 3 — THRESHOLD / SOLAR
一括見積もりサイトに登録したら、1時間で電話が10件鳴った
「Webで30秒・最大5社を比較」、そんなバナーをクリックしました。
住所と築年数と屋根の形を入力して、送信ボタンを押す。
ここまでは、いつものWebフォームと同じはずでした。
ところが、登録から 1時間で電話が10件 鳴りました。
仕事中で出られず、留守電が5件。3日で着信は15件まで増えました。
妻からは「これ何? 知らない番号からずっと電話くるんだけど」とLINEが来ました。
自宅の固定電話にもかかってきていたようです。
私が欲しかったのは、回収年数のセルを埋める 1社の見積もり でした。
手に入ったのは、10社からの折り返し依頼の留守電でした。
CHAPTER 4 — GUARDIANS / SOLAR
最初の1社とだけ話して、いったん持ち帰った
数日後、着信の中の1社にだけ折り返してみました。
担当の方は丁寧でした。屋根の方角や使用量をいくつか質問してくれて、
「現地調査に伺えば概算が出せます」と説明してくれました。
ただ、電話の最後にこう言われました。
「他社さんも同じ情報をお持ちなので、早めにお決めいただいた方が」。
急かされている感覚があって、私は「一度持ち帰ります」とだけ伝えて切りました。
見積もりを取る入口に、自分の手で一歩だけ近づいた日。
でも、残りの9社の着信が消えるわけではありませんでした。
CHAPTER 5 — DEMON / SOLAR
電話地獄に疲れて、太陽光の話題ごと1年放置した
結局、私は太陽光の話題そのものを避けるようになりました。
着信のたびに胃のあたりが重くなる。
知らない番号が画面に出るだけで、画面を裏返して置くようになりました。
2024年の8月から2025年の4月まで、約 1年。
スプレッドシートは「初期費用」のセルが空欄のまま、ファイルを開く回数も減っていきました。
その1年、頭の中ではいくつもの感情がぐるぐる回っていました。
- 知らない番号からの電話に出るのが 怖くなった、という日常の不安
- 家族にまで電話が及んで、妻に申し訳ないという 後ろめたさ
- 数字で考えるのが得意なはずの自分が、1年も動けないことへの 自己嫌悪
- このまま卒FITまで何も決められないかもしれない、という 焦り
一番こたえたのは、電気代が 月3万円台のまま1年ぶん流れ続けた ことです。
ざっくり38万円。動けなかった代償が、毎月そのまま口座から引き落とされていきました。
検索の入口に近づいたはずなのに、気づけば どん底 のように、何も進んでいない。
「自分は何が嫌で止まっているんだろう」と、ようやく真面目に考え始めたのが、放置1年目の終わりでした。
CHAPTER 6 — TRANSFORMATION / SOLAR
2025年5月、「販売店直営なら電話は1社だけ」と教わった
2025年5月、エンジニア仲間のオンライン会で、同年代の同僚がぽろっと言いました。
「太陽光、販売店直営にしたら電話1社だけだったよ。一括見積もりとは仕組みがそもそも違う」
そこで初めて、私は 裏側の仕組み を直視しました。
一括見積もりサイトは、いわば広告代理店モデル。登録した情報が、提携している複数社へまとめて流れる構造だったのです。だから一度の登録で、何社からも電話が鳴る。
一方の販売店直営は、文字通り「自社で施工する1社」だけ。
登録情報が他社へバラ撒かれないので、折り返しの電話も基本1社で済む。
1年も止まっていた理由が、ようやくはっきり 気づけました。
私は太陽光が嫌だったのではなく、「登録すると10社から電話が鳴る仕組み」が嫌で、その入口に近づけなかっただけだったのです。
仕組みが違うなら、結果も変わる。
数字で考える人間として、これはもう一度試す価値がある、と まっすぐ に思えました。
その夜、私はスプレッドシートを久しぶりに開いて、「販売店直営 太陽光 蓄電池」をもう一度 真正面から 調べ直し、ようやく 動いた自分に少し驚きました。
CHAPTER 7 — COMPLETE THE TASK / SOLAR
販売店直営1社で見積もりを取ったら、185万円だった
2025年6月、販売店直営のフォームに登録しました。
1時間後の着信は 1件だけ。
担当者は「住宅特化なので産業用は扱いません。戸建てなら現地調査します」と短く確認しただけでした。
7月の現地調査では、屋根の方角・面積・配電盤の位置・電力使用パターンを2時間かけて測ってくれました。
出てきた見積もりは 185万円(太陽光4.8kW + 蓄電池6.5kWh・国産パネル・10年保証 + 15年売電保証)。
私が一括見積もりで放置していた当時の最安提示は 230万円 でした。
販売店直営の方が 45万円 安い。中間マージンが乗らない分だけ、素直に数字に出ていました。
9月に工事完了。工期は3日。職人さんが毎朝挨拶と施工写真をLINEで送ってくれました。
発電開始の翌月、電気代は 月3.2万円から月1.1万円 へ。差額の 約2.1万円 が、毎月そのまま家計に戻ってきました。
空欄だったスプレッドシートの「初期費用」のセルが、ようやく埋まりました。
回収年数の数式が初めて成立した瞬間、1年放置していた自分が少しだけ報われた気がしました。
※発電量・削減額・回収年数は、立地・屋根条件・電力使用量・売電単価によって個別に大きく変わります。効果には個人差があり、契約条件・保証内容・価格は各社で異なります。導入の判断は必ず複数の条件を確認し、ご自身の住宅条件に合わせて検討してください。
CHAPTER 8 — RETURN HOME / SOLAR
Smart Choice Log を書いている理由
このサイトを書いているのは、あの「電話地獄で1年放置していた自分」に、伝えたいことがあるからです。
私が欲しかったのは、煽り文句でも「とにかく早く決めましょう」という後押しでもありませんでした。
知りたかったのは、なぜ一括見積もりだと電話が鳴り、販売店直営だと鳴らないのか、その裏側の仕組みです。
ここでは、その仕組みと数字を、できるだけそのまま公開します。
- 一括見積もりサイトは「複数社比較」というより広告代理店モデルで、登録情報が複数社へ流れるから電話が鳴る
- 販売店直営は施工する1社だけなので、折り返しは基本1社・中間マージンが乗らない分だけ価格に出やすい
- 卒FIT前の1年は、放置するほど高い電気代を払い続ける「動かない代償」がそのまま積み上がる時間
特定の業者を「これが一番」と推すつもりはありません。
ただ、私が2024年に欲しかった「電話が鳴る仕組みの裏側」と「実際の見積もり差額」という一次情報を、当時の自分のような人のために残しておきたいのです。
数字で判断したい人にこそ、判断の材料を。
それが、スプレッドシート派の私がこのログを書いている理由です。
ここで書かないこと、約束したいこと
- 「一括見積もりは絶対ダメ」とは煽りません。 一括見積もりにも、相場感をつかめるという良さはあります。私が伝えたいのは「仕組みが違えば電話の数も価格も変わる」という事実であって、片方を一方的に否定したいわけではありません。
- 「太陽光で必ず元が取れる」「100%お得」とは書きません。 発電量も削減額も、立地・屋根条件・電力使用量・売電単価で個別に変わります。条件によっては回収に時間がかかることもあります。
- 「エネルギーのプロが解説」「専門家が選んだ」とは名乗りません。 私はただ、2024年に電気代3.2万円で悩んだ50歳の社内SEです。一次情報と自分のスプレッドシートの数字を書くだけで、投資や契約を断定的に助言する立場ではありません。
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記事で紹介するサービスの一部は、運営会社から紹介手数料を受け取っています。
ただし「自分が実際に使ってよかった / 同年代の同僚に勧められるもの」だけを書きます。 - 導入の最終判断は、必ず複数社の見積もり・保証内容・施工条件をご自身で確認したうえで決めてください。 価格・保証・審査基準は住宅条件や時期によって個別に異なります。
一括見積もりサイトをやめて、販売店直営1社で
太陽光と蓄電池を230万円から185万円にした話を、1本にまとめました。
5日間の手紙で、私が放置した1年を取り戻すために調べた「電話が鳴る仕組みの違い」と「見積もりの取り方」を、一括見積もり・販売店直営・蓄電池の順で全部お伝えします。
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